どんな犯罪も許されないことにかわりはありませんが、そのなかでも特殊詐欺は本当にひどい犯罪のひとつです。
特殊詐欺には次のような手口があります。
・オレオレ詐欺
電話を利用して、配偶者や子、孫などが窮地に追い込まれているとあの手この手で信じさせて、お金を振り込ませたり、宅急便や郵便などで郵送させたりする手口
・金融商品等取引名目詐欺
架空の有価証券などの購入をもちかけ、購入しなければ別の犯人が「それを買ってもらえば、高く買いとる」などといってだましたり、「買い取らなければ大変なことになる」などと不安にさせて、お金を送金させる手口
・架空請求詐欺
実際にはそのようなことがないにもかかわらず、アダルトサイトをみたなどと嘘をいってその料金を払えといってくる手口
・還付金詐欺
税務署、社会保険庁、市町村などの名前をかたって、税金、保険料、医療費などを還付するといって、電話で指示してATMを操作させて、知らないうちに送金させる手口
そしてこれら以外にもこれらの手口を応用した様々な手口があります.
平成29年において、警察に明らかになっている特殊詐欺の被害額は約390億円にのぼっています。単純計算すれば、1日1億円以上のお金が詐欺によって奪われているのですが、被害者の中には恥ずかしくて、人に知られるのが嫌だという人も多いので、実際の被害額はこんなものではないと思われます。