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弁護士ブログ「大変な一年でした」甲斐野正行

2020.12.25

 早いもので、あと数日で今年も終わります。

 当事務所は、12月29日から来年1月4日までお休みをいただき、来年は1月5日から仕事始めとなります。

 

 今年は、去年の今頃は思いもしなかった新型コロナで明け暮れた一年でした。

 このブログで新型コロナを初めて話題にしたのが今年1月14日の「日本ではインフルエンザが流行 中国では新型コロナウイルス? 会社としての危機管理~できるところからの予防」であり、その時点ではまだ国内ではインフルエンザのほうに気が行っていて、こんな大ごとになるとは予想だにしませんでした。

 

 日本ではマスク姿が当たり前になり、当事務所でもスタッフはマスクは当然にしていますし、依頼者の方との間にシールド板を設けるなど設備的にも配慮をしています。

 また、医療関係者のように都度都度石けんでの手洗いも欠かさずやるようになり、今や石けんで手洗いしないと気持ち悪く思うほどです(お陰で風邪やインフルエンザにはかかっていません)。

 

 欧米に暮らしている知人から聞くと、欧米人は生来的にマスクを着けることに拒否感・嫌悪感があり、そのせいもあって、欧米ではなかなかマスクの着用が進まなかったそうですが(トランプさんがマスクをしなかったのも、大統領として弱い姿を見せないという選挙対策以前の問題として恐らくそういうところもあったのでしょう)、最近はニュース番組を見ると、欧米でもほぼマスク姿になっています。

 欧米では日本の比ではないほどの多数の患者と死者を出していますから当然といえば当然なのでしょうが、原理原則にこだわる人が多い欧米人でもその節を曲げてマスクをするようになるほど、新型コロナの影響は大きかったといえます。

 スウェーデンは新型コロナに対し各国がソーシャルディスタンシングを強化したのに対し、学校の休校や食堂の営業制限を実施しないなど、パンデミックに緩やかに対応する一種の集団免疫方式を行ってきたのですが、新型コロナによる死者数が8000人近く発生し、同規模の北欧の国に比べて、高い死亡率を記録したことから、同国ですらマスク着用などの措置を強化することになりました。

 

 そして、数社のワクチンがようやく認可がおりて(そのスピード自体驚異的ではありますが)明かりが見えたように思えた矢先、イギリス等で新型コロナの変種が大量に現れ、入国規制もされるようで、まだ予断を許さない状況です。

 

 新型コロナに罹患された方も、新型コロナの影響で事業や仕事に大きなダメージを受けられた方も大勢おられるなかで、どうしたらよいのかという正解はないのですが、なんとか来年は早々にこの闇が明けるように願ってやみません。

 

以 上