©ひろみ
皆様 あけましておめでとうございます。
昨年に引き続き本年もよろしくお願いいたします。
当事務所は今日5日が仕事始めです。
↑冒頭に掲げたのは、昵懇のイラストレーターさん謹製のアマビエです。
アマビエとは、江戸時代、肥後国に現れ「もしも疫病が流行したら、私の姿を描いた絵を人々に早く見せなさい…。」と予言して消えた妖怪のことで、昨年来インターネット上で話題になりました。
昨年は、コロナ禍で大変な1年でしたが、大晦日に東京で新規感染者数が1300人を超え、日本全国でも歯止めがかからず大きく増えており、これを受けて、1月2日には、1都3県の知事が政府に緊急事態宣言の速やかな発出検討を要請し、政府も4日には1都3県に緊急事態宣言を再発令する方向で検討に入り、コロナ禍は二年越しとなっています。
世界的にも、USAでは新型コロナでの死亡者が35万人を超え、日本より人口の少ないヨーロッパ各国ですら死亡者数が数万人レベルで、更に変異株も出てきたとあって、まさに猖獗(しょうけつ)を極めているといってよいでしょう。
広島では、新型コロナ感染者は昨年11月頭くらいまではさほど多くなく、病床数にも余裕があったようなのですが、その後年末にかけて、あっという間に急増し、病床数も圧迫してきているようで、深刻な状況です。
「医療崩壊」問題を、新型コロナ感染者が増えると医療従事者が忙しくて可哀想だから予防しようというように誤解している人がいるのですが(それはそれで大事なことなのですが)、根本的な問題は新型コロナ患者が増えると、そのためにマンパワーや医療設備をとられて、それ以外の患者に医療を提供することができなくなり、普段であれば容易に救える命も救えなくなるということなのです。
若い人の中には新型コロナでは重症化しにくいからと舐めている人も多いようですし(渋谷に集まってカウントダウンをして大騒ぎをしていた人たちは典型的にそうなのかもしれません)、感染したときのリスクが高いはずの高齢者の方でも意識が低いのか、集まっての飲食を控えない例(そうした人は手洗いやマスク着用も怠りがちです)が私の周りでもみられるのですが、医療機関で診て貰えないと、新型コロナにはかからなくても、それ以外の普通の病気や怪我で、「いのちの危険」が高くなるということです。
経済との兼ね合いがあることで、何が正解かは分からないのですが、事ここに及んでは、最低限、マスク着用、部屋の換気、石けん手洗い励行、複数人で集まっての飲食は避ける、三密回避の徹底をお互いに心がけたいものです。
ちなみに、私たちの業務は裁判所や事務所で人と会って話をすることが不可避なのですが、昨年から始まった民事訴訟のIT化の関係で、Web会議を積極的に活用して、裁判所に出向かなくてもできる部分が多くなり、感染防止の上でとても助かっています。これは本来想定していなかった効用ですね。
また、事務所としても、換気、職員のマスク着用、手洗いの励行、相談室でのシールド板設置、消毒液(イータック)の常備をしておりますほか、既にご契約頂いているお客様との打ち合わせには電話会議システムやズームなどのWeb会議システムを積極的に使って、わざわざ来所頂かなくてもできるようにしています。
新規相談の場合でも、ご希望があればズームでのご相談もお受けできます。
なお、マネーロンダリング防止の観点から、新規にご契約いただく場合には、ご来所頂くかズームを利用して、対面でお話を聞いた上で、顔写真付きの身分証明書をお願いすることになっておりますので、その点はご理解をお願いします。
ワクチン接種がようやくイギリス等で始まったばかりですが、アマビエの霊験で何とか早くコロナ禍が明けてくれるように願ってやみません。
以 上